4度追いつかれても執念!オリ安達V撃

 「西武4-7オリックス」(12日、西武ド)

 点を取るたびに4度も追いつかれる展開で、オリックス・安達の一撃がけりをつけた。延長十一回、無死一、三塁で右越え2点三塁打。「無死だったので楽に入れた。積極的にいこうと」と意地をみせた。

 終盤に馬原、佐藤達が1点ずつを取られたが、その失点を帳消しにする働き。「勝つのと負けるのでは全然違う」という執念で打席に入った。

 チームとしては6日・帯広での日本ハム戦以来の実戦。移動日も合わせて合計5日間、試合のない状態が続いた。「試合がなかったからこそ、ちゃんとやらないと思っていた。大事な試合」という状況で3連勝。ソフトバンクとのゲーム差は4・5のままだが、大きな1勝だった。

 森脇監督は「3試合分の延長を戦ったよ。5日間も試合がなかったとは思えないほど、みんなよくやってくれた」と、心地よい疲労感を漂わせた。ベンチの野手は2人を残すだけ。総動員の激闘をものにした。

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