糸井弾で点火!オリ17年ぶり首位ターン

 「オリックス8‐1楽天」(16日、京セラ)

 久しぶりの快進撃で話題を集めた前半戦。オリックスがその最後を飾り、97年以来17年ぶりの首位ターンを決めた。ただ、森脇監督は「それでペナント終了だったらありがたいけどね」と浮かれることはなかった。

 眠っていた打線に火を付けたのは、4番のバットだった。初回2死三塁、糸井はフルカウントから外角直球を左翼席へ運ぶ先制2ランを放った。これをきっかけに2試合で計3安打に封じられていた打線が爆発。毎回安打で8得点を挙げた。2本の適時打を放ったT‐岡田は「追い込まれてからしっかり切り替えられた。今後も続けていきたい」と納得の表情を見せた。

 投打ががっちりかみ合う理想の試合をものにして、球宴による4日間の中断期間を迎えた。「きょうのT‐岡田とか安達を見ていると、あしたからもう3連戦組まれていればいいのにと強く思う」。指揮官の未練に、今季のチームへの手ごたえが感じられた。

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