G原監督、好調・猛虎打線に恐怖心

 巨人・原辰徳監督(55)が10日、阪神に強い警戒心を示した。11日からの直接対決3連戦(東京ドーム)では、調子を上げている虎を、油断せずに迎え撃つ。

 即答だった。沖縄からの帰京前に那覇空港で取材に応じた原監督は、阪神との対戦について「怖いよ」と発言。蒸し暑い沖縄にいるにもかかわらず「震えてるよ」と身震いをして恐怖心をあらわにした。

 リップサービスなのか、武者震いなのか。いずれにせよ阪神は現在7連勝中と勢いに乗っている。9日に27イニング連続安打のプロ野球記録も樹立した。

 指揮官に同調するように、川口投手総合コーチも「勢いのある時の阪神打線は怖い。爆発力があるから」と警戒。特に「1、2番。粘られるときつい」と上本と大和のコンビに要警戒マークを付けた。

 本来ならば自慢の強力打線で対抗したいところ。だが台風8号の影響で調整不足もあり、9日のDeNA戦(沖縄セルラー)で完封負けを喫した。打率・175のセペダら助っ人野手陣の調子も上がらず、原監督は「外国人がもうちょっと打たないとな」と奮起を促した。11日に経験豊富な矢野を1軍に昇格させ、てこ入れを図る。

 「恥ずかしくない戦いをします」と誓った原監督。首位固めのためには、“怖い”虎を倒すしかない。

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