G橋本 猛打賞3打点!定位置譲らん

 「巨人6‐4中日」(20日、東京ド)

 日曜日の東京ドームを最も沸かせたのは、24歳の若武者だ。開幕から全試合出場中の巨人・橋本が、三回の中堅右への中押し2ランを含む今季2度目の3安打猛打賞。三塁打が出ればサイクル安打という活躍に「チームの勝ちに少しでも力になれたかな」と控えめに笑った。

 強い危機感を持って臨んでいた。6年目にして初めてレギュラーの座をつかんだが、前日19日まで3試合連続無安打。特に前日は3三振と精彩を欠いた。「もし打てなかったら…」。3月のオープン戦で懲罰交代させられたことが脳裏をよぎった。そしてこの日の結果は文句なしの3打点。「取り返したい一心だった」と、たくましくなった姿を示した。

 置かれる環境は今後さらに激しさを増す。球団はキューバ人助っ人の外野手・セペダの獲得を発表。菅野から「エグい(選手)」と言われたといい「少しずつアピールして、信頼をつかんでいきたい」と気を引き締めた。

 原監督は「8番というなかで、ああいう打撃をしたのは大きいですね。素晴らしい、堂々とした戦いぶりだと思います」と目を細めた。チームは2カード連続の勝ち越し。実績十分の選手がズラリと並ぶ中で、打率・310の『恐怖の8番打者』が異彩を放っている。

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