ロッテは１０日、ＱＶＣマリン内で今秋ドラフトに向けてのスカウト会議を行い、高校No.１左腕の桐光学園・松井裕樹投手（１７）を１位指名する方向性となった。伊東監督の要望に添う形となる。

　この日、初めて会議に参加した伊東監督は松井の映像をチェック。スカウトから提示された１位指名候補の中でもとりわけ高く評価した。「ぜひとも一緒にやりたい。（松坂）大輔、涌井もそうだけど、いい投手は１年目から出てくる。松井君もいけるでしょう」と、西武時代の教え子とそん色なく、即戦力と見ている。競合時のクジ役も指揮官自らが務める。

　１位指名リストにはまだ５人残っているが、林球団本部長は「最終決定ではないが、最有力候補であるのは間違いない」と明かし、「１位・松井」の方向でまとまりそうだ。