マー君、記録更新5カ月連続月間MVP

 セ、パ両リーグは4日、9月度の「日本生命月間MVP賞」を発表した。パの投手部門では楽天・田中将大投手(24)、打者部門はソフトバンク・長谷川勇也外野手(29)が受賞。セの投手部門は広島のブライアン・バリントン投手(33)、打者部門はヤクルトの川端慎吾内野手(26)が選出された。

 田中は5カ月連続、年間5度の受賞で、いずれも自身が持つ記録を更新。長谷川は打率・379、5本塁打、12打点で6月以来、2度目の受賞。川端は打率・393、2本塁打、16打点で初受賞。バリントンは4勝0敗、防御率1・00だった。

 自己記録を更新する5カ月連続、両リーグ最多となる通算12度目の月間MVP受賞となった田中は「うれしいです。どういう状態であろうと自分の投球をするために、いつも通りマウンドに上がれた」と胸を張った。

 9月は4試合に登板し、27回を投げて自責点4。29奪三振。防御率1・33、3勝0敗1セーブを挙げた。21日の日本ハム戦では8回を1失点に抑え開幕22連勝をマーク。チームのリーグ優勝がかかった26日の西武戦では九回に登板しセーブを挙げ、胴上げ投手にもなった。

 今季はここまで無傷の23勝。8日のオリックス戦が今季最終登板の予定で、シーズン無敗の期待がかかる。「チームが勝つことだけを考えてきている。目の前の試合をしっかりと投げていきたい」。今季ラスト登板を勝利で飾ることを誓った。

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