阪神・石井 吠えた!八回2死二塁から回またぎセーブ 「みなさんと同じ気持ちでしたね」緊張隠さずも激戦締めた

 「SMBC日本シリーズ2025、ソフトバンク1-2阪神」(25日、みずほペイペイドーム)

 試合終了を告げるマウンドで、阪神・石井大智投手は激しく雄たけびを上げた。八回2死二塁からの救援登板。代打・山川に四球を与えたが「予定通り」と冷静に、続く野村を左飛に抑えて脱した。さらに九回もイニングをまたいでの登板。猛虎が誇る“ミスターゼロ”が激戦に終止符を打った。

 セ・リーグで50試合連続無失点中の鉄腕。パ・リーグの強打者相手にも動じない。だが九回2死から柳田に中前打を浴びると、続く周東も坂本の打撃妨害で出塁を許した。一打同点、長打なら逆転のピンチ。フーッと息を吐き、最後は柳町を150キロで中飛に抑えた。

 「みなさんと同じ気持ちでしたね」。試合後は張り詰めた緊張を隠さなかった。日本シリーズでのセーブは85年の中西、03年のウィリアムスに次いで3人目。球団史にまた一つ名を刻んだ。「なんとか明日も勝てるように」と石井。あと3勝。鉄腕はフル回転を誓った。

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