阪神・藤川監督 采配ズバズバ!スタメン抜てき島田が躍動 石井回またぎで逃げ切った「おもしろい野球でしたね」
「SMBC日本シリーズ2025、ソフトバンク1-2阪神」(25日、みずほペイペイドーム)
セ・リーグ王者の底力を見せつけた。鮮やかな逆転勝ちで、阪神・藤川球児監督は日本シリーズ初勝利。試合後のインタビューでは開口一番、「おもしろい野球でしたね」。シンプルな言葉が熱戦を物語った。
「ホントに普通のゲームの気持ちで、どんなゲームになるか分からないですけど、とにかくおもしろいゲームになればと思ってました。厳しいけどおもしろいですね」
日本シリーズでも指揮官の采配はキレキレだ。「6番・左翼」でサプライズ起用した島田が躍動。劣勢の中、打って、守って、走って、反撃ムードを作り上げ「いい活躍だった」とたたえた。
継投策も見事に的中した。六回まで103球の村上を七回まで続投。「尻上がりに調子を上げていきながら、自チームの攻撃を待つ。シーズンそのままの投球でした」。エースを信頼し、奮闘をねぎらった。
1点リードの八回2死二塁で代打・山川が登場すると、2番手・及川から石井にスイッチ。右腕は山川に四球を与えたものの、野村を打ち取り、リードを守り抜いた。九回も右腕をイニングまたぎで起用し「それだけのゲームだったと。彼がよくやってくれている」と信頼を強調した。
接戦を制し、過去7戦全敗のペイペイドームで日本シリーズ初白星だ。「明日はニューゲームですから。今からしっかり考えて、自分の野球をする。これに尽きますね」。どっしり構え、得意のビジターゲームで一気に連勝を狙う。
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