阪神・村上 有原との最多勝対決に勝つ “3度目開幕投手”の覚悟 「日本一になって終わりたい」

 25日の日本シリーズ第1戦・ソフトバンク戦(ペイペイ)に先発する阪神の村上頌樹投手(27)は24日、“3度目の開幕投手”としての覚悟を示した。「他にいい投手がいる中で選んでもらえたので、しっかり勝ちに導ける投球をしたい」。シーズンでもCSでも先陣を任された男は、やる気に満ちあふれていた。

 ソフトバンクには交流戦で8回1失点と好投した。ただ、その時は柳田も近藤も山川もいなかった。「戦った選手も対戦していない選手もいる。足の速い打者もいるし、長打がある打者もいるので、丁寧に投げるのが一番」。持ち味の制球力で低めに投げ切ることが勝利への近道。テーマを自分に言い聞かせた。

 ホークスとの日本シリーズは、ペイペイドームで7戦全敗と敵地で勝てていない。短期決戦は初戦の重要度が増す。2年前の関西ダービーも村上が初戦でオリックス・山本(現ドジャース)に投げ勝ち、頂点に立つことができた。「初戦を取れれば楽になると思うし、相手の本拠地で1勝でもできれば甲子園でも楽になる」。虎のエースとして勢いをつけたい。

 相手の有原は14勝でパ・リーグの最多勝。村上も同じ勝ち星でセ・リーグの最多勝を獲得した。リーグを代表する右腕同士の投げ合い。先に点を与えたくない。「最初(開幕戦)で勝って、最後も勝って終わりたい。良かった(と思える)1年にしたいので、日本一になって終わりたい」。セの王者の力を見せつける。

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