阪神・藤川監督 「昨年のドラフトの時から」立石1位指名決めていた「必ず開花させる」 元虎戦士3監督のくじ引きで当てた
「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」(23日、都内ホテル)
火の玉が宿る“黄金の右手”で、ドラフト会場をドッと沸かせた。阪神・藤川球児監督が満面の笑みを浮かべ、交渉権を高々と掲げる。「最高です!」。前日から「ご縁のもの」と抽選を覚悟していただけに、喜びはひとしおだ。
「全国のタイガースファン、野球少年たちの夢となる選手ですから、ほっとしてます。しばらく先までタイガースの未来は明るくなりました」
紺のタテジマシャツに、黄色と黒のネクタイ。ゲンを担がない分、虎カラーに誠意を込めた。広島・新井監督、日本ハム・新庄監督に続いて抽選に挑むと、残り福をゲット。「新井監督、新庄監督ともともと仲がいいので、2人の表情を見て」。昨年は4球団が競合した関大・金丸のクジを外した。1年前の雪辱を果たし、誇らしげにガッツポーズを繰り出した。
「昨年のドラフトの時から今年は立石くんで、というのはほとんど決めていた状態でしたから。本当に実現しました」
驚くことに1年前から1位・立石を思い描いていたという。「スイングスピード、スイングの軌道も完璧。それから走力、ベースランニング。肩、野球技術、すべて素晴らしい」。立石のポテンシャルにほれ込み「必ず持っている能力を私が開花させる」と約束した。
25日にはいよいよ日本シリーズが開幕する。藤川監督は「胸を張って福岡に行きます。タイガースに入ったつもりで見てほしい」と立石に呼びかけた。セ・パ頂上決戦でも主役は譲らない。
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