阪神育成1位・神宮 「ここからが勝負」歩むぞ“工藤ロード” 最速148キロ横手投げ右腕、早期支配下目指す

 「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」(23日、都内ホテル)

 阪神から育成1位指名を受けた神宮僚介投手(22)=東農大北海道=は“工藤ロード”を歩んで早期支配下登録を目指すことを誓った。

 夢をかなえた喜びに浸るのも一瞬だった。「ほっとしたんですけど、ここからが勝負です」と育成からはい上がる覚悟が言葉からにじみ出た。昨年、同じく育成1位指名を受けて春季キャンプで支配下に上がった、阪神・工藤ばりの“スピード出世”が思い描くビジョン。「工藤さんのようにできるだけ早く戦力になりたい」と決意した。

 最速148キロの横手投げ右腕。コーナーへの制球が持ち味で“右キラー”としての期待もかかる。「サイドスローで右バッターのインコースを攻められる投手は少ない。強気で攻めていきたい」と右打者の懐をえぐり、プロの世界で生きるための武器を見いだす。

 群馬県出身で小学生の頃は巨人ファン。宿敵と呼ばれる縦じまのユニホームに袖を通すことになり「巨人だけでなく全球団相手に自分が関わって勝利に貢献したい」と意気込んだ。大学3年夏に受けた右肘トミー・ジョン手術からの復活を経てプロ入りをかなえた苦労人が満員の聖地で躍動してみせる。

 ◆神宮 僚介(じんぐう・りょうすけ)2003年5月27日生まれ、22歳。桐生第一-東農大北海道オホーツク。投手。178センチ、81キロ。右投げ右打ち。サイドハンドから最速150キロに迫る直球と、キレのある変化球を操る。奪三振能力に優れ、先発としてだけでなく、リリーバーとしても期待大。

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