阪神・畠 勝ちパターン狙う「何があっても0点目標」巨人時代でCS経験、苦い記憶雪辱へ
ポストシーズンの10月に活躍する選手の代名詞「ミスター・オクトーバー」になるのは誰か。トラ番記者がイチ推し選手を紹介する企画の第3回は、今季巨人から現役ドラフトで加入した、畠世周投手投手(31)を取り上げる。
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ポストシーズンのキーマンとなるか。移籍1年目だった畠の主な出番は消化試合となったが、12試合に登板し、4ホールドで防御率は0・00と中継ぎとして一定の成績を残した。短期決戦においても出番はありそうだ。
巨人時代のCS出場経験は豊富だ。右腕が最も記憶に残っていると語るのは18年10月18日の広島とのCSファイナルS第2戦。2番手として1点リードの七回に登板した。「新井さんにフォークでヒットを打たれて、菊池さんにカットボールをホームランにされて…。悔しかったですね」。1回2/3を4失点。21年11月11日のヤクルトとのCSファイナルS第2戦では2回無失点と好投はあったが、「打たれた方がピッチャーは覚えてますね」と打たれた記憶を反省し、自らの糧にしている。
今季はビハインドでの登板が多かったが、試合数が重なれば、勝ちパターンでの起用となる可能性も高まる。実際に21年11月6日の阪神とのCSファーストS第1戦では4点リードの九回2死満塁と緊迫した場面で登板。原口を三直に抑え、セーブを獲得した。勝ちパターンでの登板に意欲についても「そりゃそうでしょ」と前のめりだ。
CSではレギュラーシーズンに比べ、1点がより重くなる。「ここで内容を求める人はいないでしょ。フォアボールを10個出してもいいから、0点で帰ってくるぐらいの。何があっても0点っていうのがピッチャーとしての目標」と冗談めかして無失点投球を誓った。
9日のフェニックス・リーグ・くふうハヤテ戦では先頭打者に二塁打を許しながらも、1回を1安打無失点。「感覚は良かったと思います。あれが今後出せるように頑張ります」とさらなる上昇を誓った。「たとえビハインドであっても勝ちにつながるいい流れなら、もちろん全力で腕を振って、なんとか0で帰ってこれるように」。豊富な経験を駆使して、CSの勝ちパターンへ割って入る。
