阪神・前川右京 CS男へ気合「結果しかない」 フェニックス・リーグ帯同で実戦調整「いい1週間に」

 阪神・前川右京外野手(22)が3日、クライマックスシリーズ(CS)のキーマンになることへ意気込んだ。「CSに入ったら結果しかないと思う。内容どうこうより、ポテンヒットでも何でも結果を残せるように準備したい」。この日は甲子園での全体練習に参加し、打撃練習などで調整。6日から始まる「みやざきフェニックス・リーグ」に帯同し、万全の状態に仕上げる。

 今季は開幕スタメンをつかみながら、終わってみれば69試合で打率・246。「まったくダメだった」と話したが、まだ挽回のチャンスはある。シーズン最終戦となった2日のヤクルト戦(甲子園)では待望の今季1号を放った。「ゾーンを絞りながら、ただ何げなく打てた打席ではなかった。次につながる1打席だった」と手応えをにじませた。

 1年を通して体も作り直した。「下半身がデカく、上半身が細くてバランスが悪かった」と反省し、上半身を強化。昨年から体重も6キロ増やし、理想とする伸びのある打球に近づいている。

 CSまでは2週間ほど試合間隔が空くが、フェニックス・リーグには6日の初日から帯同し“実戦漬け”となる。「数字を気にしなくていい。いい1週間にしたい」。再昇格後は20打数7安打で打率・350と好調だ。それでも「(レギュラーシーズンは)一区切りとして、CSはCSなので。シーズンを引きずらずにいきたい」と前川。気持ちを新たに“CS男”となる。

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