阪神 逆転呼んだ鉄壁リレー!七回以降わずか1安打 桐敷→湯浅→及川!締めは石井35イニング連続0封
「中日2-3阪神」(6日、バンテリンドーム)
虎自慢のリリーフ陣が2夜連続の逆転勝利を呼び込んだ。試合の流れを変えたのは阪神・桐敷だ。1-2の七回に登板すると3人でピシャリ。「3人でいけましたし、自分も少し流れを持ってこられたのかなと思います」。わずか9球の快投が直後の同点劇につながった。
試合終盤、ブルペン勝負になれば虎党は勝利を信じて疑わない。同点の八回は湯浅の登場だ。1死一塁から細川を捕邪飛に打ち取ると、ボスラーは右飛に仕留め、無失点でバトンをつないだ。
2-2の九回は及川が立ちはだかる。1死から好調の石伊を四球で歩かせて2死二塁としたが、代打・ブライトを144キロ直球で中飛に。ピンチをしのぐと、延長十回に打線がついに勝ち越し。最後は石井が締め、無失点リレーを完成させた。
腰の疲労で離脱中の守護神に復帰を急がせるわけにはいかない。今季も岩崎の呼びかけで定期的に「中継ぎ会」を開催。結束は強い。岩崎、岩貞が現役時代の藤川監督から中継ぎの心得を学んだように、虎の伝統は次世代へ受け継がれている。
今季5勝目を挙げた及川が「自分的にこの試合のキーマンだと思っていたので。四球は反省して、明日から頑張っていきたい」と言えば、湯浅も「ブルペンで勝てたのはすごく大きい。任された場面で仕事ができるように頑張ります」と気合を入れ直す。ドリス、ハートウィグの加入でますます厚みを増すブルペンには、頼もしいリリーバーたちが控えている。
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