阪神・藤川監督「野球がスリリングになる」 セDH制に指揮官大歓迎「すごく素晴らしいこと」
セ・リーグの27年からの指名打者(DH)制導入決定から一夜明けた5日、監督、選手からさまざまな反応の声が上がった。阪神・藤川球児監督(45)は「野球がスリリングになる」と歓迎の意向を表明。日本ハム・新庄剛志監督(53)は導入に賛同しつつ「逆にしてもいいんじゃない?」とパはDHなしで実施する私案を披露した。
待ちに待った朗報だ。藤川監督は27年シーズンからセ・リーグに導入が決まったDH制を「すごく素晴らしいこと。理事会の方々は大変な決断だと思います」と大歓迎。メリットを強調した。
「元プレーヤーとして、どちらがいいかというのはもう明白なので。野球がスリリングになる。投手が打席に立っても、2アウトだったら決して熱くはならないと思う」
今まで以上にエキサイティングなシーンが増えると想像した。自らの経験を踏まえ、投手の負担軽減になると指摘。先発投手は日々の調整に加えてバント練習も求められ、試合中もケガのリスクがつきまとう。「練習時間をそこに割いたり、どちらのチームも投手にはインコースを攻めるということもある。世界的に見たら必要のないこと」。ただ導入は再来年とあって「故障のリスクというのはまだもう1年残りますから。来年、選手が無事で、そのあたりは気を緩めることはできないというのが現場を預かる立場です」と言葉を紡いだ。
野手の出場機会が増えることに「もちろんそうですね。力が試される」と受け止める一方、チーム編成については口を閉ざした。ドラフト戦略や補強方針に影響が出るのは必至だが、「そこは各球団ですね。(阪神は)言えない。それは戦略、戦術になりますから」と話すにとどめた。
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