阪神・才木 爪割れても気迫「気持ちで押し切る」村上3球三振 6回1失点、2年連続2桁星王手
「ヤクルト1-5阪神」(2日、神宮球場)
違和感を抱えながらも、最後は渾身(こんしん)の真っすぐで、強敵をねじ伏せた。阪神・才木は右手中指の爪を割りながらも6回1失点の力投。チームトップタイの9勝目を挙げた。
四回、内山にソロを被弾したあたりから爪が割れていた。我慢しながら投げ進めていたが、3点リードの六回、明らかに異変をきたしていた。先頭の岩田を四球で歩かせるなど、6球連続ボール。藤川監督に促される形で、ベンチへ下がり治療を行った。
マウンドへ戻ったが2死三塁とピンチを広げ、主砲の村上を迎えた。右腕はここで「気持ちで押し切る」と真っ向勝負を選択。全て直球で3球三振に仕留めた。「思い切っていった。いい結果になった」。歓声とため息が交差するマウンド上で、大きく声を上げた。
アクシデントもあって6回で降板したが、2安打1失点の内容で後半戦は連勝スタート。試合後、中指にはテーピングが巻かれていたが「全然問題ない」と次回登板に影響はないと強調した。
粘りの投球で、自身初となる2年連続2桁勝利に王手をかけた。目の前の一戦に集中し、まだまだ勝ち星を積み重ねていく。
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