「阪神２－０ＤｅＮＡ」（２６日、甲子園球場）

　阪神が後半戦の開幕も快勝し、白星スタートとした。才木は被安打４で今季２度目の完封勝利だったが、デイリースポーツ評論家の中田良弘氏は才木の投球フォームについて「一刻も早く左足の開きを修正すべし」と指摘した。

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　今季２度目のバッテリーとなった坂本が、才木の新たな一面を引き出す好リードを見せた。これまでの才木は、フォークを見極められて球数が増える傾向にあったが、坂本は直球やカーブを続ける配球を組み立て、そろそろフォークが来るだろうと相手が読む場面でも直球を要求して三振を奪うなどし、球数を抑えると同時に勝利を引き寄せた。

　気になったのは、才木の投球フォームだ。これまでと同様、投げ終わった後に一塁側に傾くような形になっている。これは打者に踏み込む左足のつま先と膝の開きが早いことによって自分の左側の壁が作れず、左肩の開きに連動してしまっている。

　村上や伊藤将は投げ終わりに踏み込んだ足でしっかり立てている。これができるか、できないかでリリースポイントに微妙なズレを呼ぶし、細かな制球の乱れにもつながる。

　優勝を争うこの先をにらめば、一刻も早い修正が必要だろう。まずは本人が意識して修正していくことが大事で、ここを矯正できれば、もっと楽にピッチングを組み立てられる。