阪神 新外国人のハートウィグが入団会見「与えられた役割をしっかりとこなしてプレーオフ進出に向けて全力を尽くすだけ」かつては医師を目指した異色の経歴

 阪神の新外国人、グラント・ハートウィグ(27)=前メッツ傘下3Aシラキュース=が28日、西宮市内で入団会見を行った。背番号は「82」。単年契約で推定年俸は40万ドル(約5880万円)。

 マイアミ大卒の秀才が新戦力として加入する。サイドスローで196センチの長身から放たれるスイーパー(スライダー)が武器。阪神については「本当に素晴らしいチームという話をたくさん聞いてそういう印象を持ってます」と笑顔を見せた。

 マイアミ大学在学時は微生物学を研究。かつては医師を目指しており、「医者になりたい気持ちもあった。腕を磨いていく中で、やっていけるなという感覚もあり、野球をする機会に恵まれた。今は野球に集中したい」と異色の経歴を持つ。「勉強を通して、自分の数字を研究することも大事」と頭脳を生かして三振の山を築く。

 大学時代にはトミー・ジョン手術を経験。オーバーハンドからサイドスローに転向した。「右打者にはなかなか打ちづらい角度」と胸を張った。

 「首位で絶好調なチームですけど、与えられた役割をしっかりとこなしてプレーオフ進出に向けて全力を尽くすだけ」と意気込んだ。

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