阪神 石井30戦連続0封&及川自己最多40登板 鉄壁リリーフ陣先導する2人が節目の快投 今季20度目の完封勝利

 「巨人0-4阪神」(19日、東京ドーム)

 すっかり欠かせない存在となった。阪神・石井と及川がそれぞれ節目を彩る快投。鉄壁のリリーフ陣を先導し、勝利を導いた。まず魅せたのは2番手で七回に登板した及川だ。

 直前の攻撃では好投していた村上に代打が送られたが2死満塁の先制機を生かせず。重い雰囲気で迎えたマウンドだったが、それを断ち切るような快投だった。

 先頭の泉口は遊飛とすると、中山はフルカウントから外角低めの直球で見逃し三振。続く荒巻にも粘られたが、8球目のカットボールも外角低めに決め見逃し三振とした。これがシーズン自己最多40試合登板となった左腕。記念のマウンドで三者凡退に抑えてG打線にゲームの主導権を渡さず「あんまり良くない流れの中で3人で切れた。内容的にも良かった」と胸を張った。

 八回はその流れを石井がしっかりつないだ。先頭の甲斐は3-1から直球で中飛に。続く代打・長野には四球を与えたが、真骨頂はここからだ。続く丸はこの日最速の151キロ直球で左飛に抑え込む。そして最後は佐々木を力強い直球で空振り三振。緊迫する場面で先制点を与えず、「0っていうのが全てだと思います」とうなずいた。

 これで30試合連続無失点と節目の数字にも到達。ただ、右腕は「別に全然考えていない」と淡々と話し、「勝ってよかったですね」と笑みをこぼした。今季は6月6日のオリックス戦でライナー性の打球が頭部に直撃。約1カ月間戦列を離れたが、復帰後も変わらず0を刻み続けてきた。球団最長、セ・リーグの最長記録でもある06年・藤川球児の38試合も視界に入ってきた。

 今年の球宴に初出場を決めた2人が見せた快投がつないだ0封リレー。今季20度目の完封勝利で、連敗中だったチームを救った。「目の前に必死に頑張ってる結果だと思うんで。継続して頑張ります」と及川が話せば、「明日もしっかり仕事できるように。頑張ります」と石井も頼もしい。左右の若き柱はチームのために腕を振り続ける。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス