阪神・高寺が1死満塁の好機で2度打ちもファウルの判定で命拾い→空振り三振 代打・糸原は3ボールから見逃し三振 七回の好機生かせず【野球規則】
「巨人-阪神」(19日、東京ドーム)
0-0の七回1死満塁、阪神・高寺が「2度打ち」で命拾いしたが、結局空振り三振に倒れた。
阪神はこの回先頭の佐藤輝が四球を選ぶと、大山の右前打で無死一、二塁。続く小幡が送りバントを試みたが、一塁・増田陸が猛チャージ。打球を処理して三塁封殺を狙った増田陸は右手でボールをうまく握れず、結局一塁へ送球した。結果的に送りバント成功で1死二、三塁に。巨人は坂本を申告敬遠して満塁とし、続く高寺との勝負を選択した。
高寺は2ストライクと追い込まれた後、3球目の低めフォークを引っかけて一塁前へのゴロに。本塁封殺かと思われたが、審判団が集まって協議した。高寺のバットにボールが2度当たっており、球審の有隅審判員が「今のプレーについて説明します。バットに2回当たったためファウルといたします」と場内に説明。阪神ファンからは歓声、巨人ファンからはため息がもれた。
命拾いした形となった高寺だったが、結局カウント1-2からの5球目、149キロを空振り三振。2死満塁で投手の村上に代打・糸原が送られたが、3ボールから最後は見逃し三振に倒れ、好機を逸した。
【野球規則より抜粋】
5・09アウト
(a)打者アウト
打者は次の場合、アウトとなる。
(8)打者が打つか、バントしたフェアの打球に、フェア地域内でバットが再び当たった場合。
ボールデッドとなって、走者の進塁は認められない。
これに反してフェアの打球が転がってきて、打者が落としたバットにフェア地域内で触れた場合は、ボールインプレイである。ただし、打者が打球の進路を妨害するためにバットを置いたのではないと審判員が判断した時に限られる。
打者がバッタースボックス内にいて、打球の進路を妨害しようとする意図がなかったと審判員が判断すれば、打者の所持するバットに再び当たった打球はファウルボールとなる。
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