阪神・湯浅 大竹救った!激アツ火消し つないだ10戦連続2失点以下 六回2死一、二塁でモンテロK斬り
「広島1-3阪神」(9日、マツダスタジアム)
鮮やかな火消しで長い歴史の扉をこじ開けた。絶妙なウイニングショットに、モンテロのバットはくるり。阪神・湯浅は跳びはねるようにグラブをたたき、仲間のハイタッチに満面の笑みで応えた。
「大竹さんがすごくいいピッチングをしてくれていた。あのバッターできれるようにブルペンでも準備していたので、抑えられて良かったです」
出番は2-1の六回。大竹が連打で2死一、二塁のピンチを背負い、連投のマウンドへ走った。一打同点、逆転の場面。縦スライダーと直球で追い込み、最後は真ん中低めに縦スライダーを投じ、空振り三振を奪った。
「(三振は)追い込んでからは狙っていましたし、いいボールがいったんじゃないかなと思う」
6月中旬に出場選手登録を抹消され、1軍に復帰してから4試合連続無失点。すっかり安定感を取り戻した。七回以降は及川、石井、岩崎が立ちはだかり、無失点リレーで1956年以来、69年ぶりの「10試合連続2失点以下」を達成した。
7日の移動日には広島市内の焼き肉店で「中継ぎ会」を開催。絆はさらに強くなった。ブルペンも一丸で任務を遂行する。
◆69年ぶり10戦連続2失点以下 2リーグ分立後の球団記録は56年6月24日・広島戦~7月14日・国鉄戦までの13試合連続で、それに次ぐ。
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