阪神・大山 2打席連続適時打「流れが大事」才木押し出し失点後に追加点 自己最長8戦連続安打、7月打率・520
「広島1-6阪神」(8日、マツダスタジアム)
阪神・大山悠輔内野手の夏は、日本列島を襲う猛暑にも負けないくらいアツい。この日も打って打って虎党を熱狂させた。
相手に傾きかけた流れを引き戻した。3-1で迎えた五回、1死二、三塁の好機で、広島・岡本のツーシームを捉えた。打球は左翼線への2点適時二塁打。これで今季自己最長となる8試合連続安打とした。
四回に先発の才木が、押し出し四球で2点差に詰め寄られ、嫌な空気となっていたが、払拭する大きな一打。「取られた後の追加点を取れたことはよかった。流れが大事だと思うので、そういう意味ではよかったんじゃないかなと思います」とうなずいた。
これで終わらない。5-1の七回には、1死三塁の場面で、高橋からダメ押しとなる中前への適時打を放った。自身4月2日のDeNA戦以来となる、1試合3打点の大活躍。ポイントゲッターとして、仕事を果たしているが「役目とかじゃなくてチームとして戦っている」と表情は変えなかった。それでも得点圏打率は・341にまで上がった。持ち前の勝負強さは、チームにとっても大きい。
昨年の7月も打率・300、4本塁打、15打点をマークしていた大山。今年の7月は、ここまで25打数13安打の打率・520。完全に手がつけられない状態になっている。
2点リードの四回には、1死一塁から一走として、前川の右中間への一打で激走。貴重な追加点のホームを踏んだ。いつでも見せる全力プレーが、勝利を呼び込んでいる。7月に入り、大山の調子と比例するようにチームの大型連勝は伸びている。「勝ってよかったですし、また明日勝てるように頑張ります」と力を込めた。
この日は4番を打つ佐藤輝が2打点を挙げ、3番の森下と並び56打点でリーグトップに立った。その後ろを打つ大山も、猛烈な勢いで2人を追っている。リーグ制覇へ向けて、恐怖のクリーンアップが完成していく。
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