阪神・才木 実は鯉キラー 通算4戦2勝0敗のマツダで快投誓う 七夕の願いはホームラン「やっぱり打ちたい」

 首位・阪神は8日からマツダスタジアムで6・5ゲーム差の2位・広島との3連戦に臨む。初戦に先発する阪神の才木浩人投手(26)は7日、得意の同球場で大型連勝の継続を誓った。敵地でのカープ戦は通算4試合で2勝0敗、防御率2・14。今季は初対決となるが、平常心で臨む。そして七夕の願いは「ホームランが打てるように」と珍要求。本職の投球だけではなく、バットでも熱くする。

 真っ赤に染まる広島での対戦を前にしても、才木の心は冷静だった。チームの8連勝も、立っているだけで汗が流れる暑さにも動じない。「いつも通りですね。何も気にならないです」。元気な笑い声を響かせ、快投の予感を漂わせた。

 敵地での広島戦は昨年7月2日以来と約1年がたった。その前回登板は7回1安打無失点。白星こそつかなかったが、圧倒的な投球だった。「マツダは1年ぶりぐらい。暑いので、その辺をしっかりという感じかな」。投手指名練習が行われたSGLは最高気温36度を計測。広島は芝生の照り返しもあって、体感温度は上がる。体調管理には警戒心を強めた。

 大竹や伊原が“鯉キラー”として有名になっているが、実は才木も相性がいい。敵地に限れば、通算4試合で2勝0敗、防御率2・14。勝ち星こそ18年から遠ざかっているが、きっちりと結果は残している。ファビアンとモンテロの名前を出しながら「つながらないようにだけすればいい」と対策を練った。

 この日は7月7日で七夕。願いを聞かれると「ホームランが打てるようにって書きました」と珍要求した。通算164打席で0本塁打。長打も二塁打を1本だけと、織り姫とひこ星が会うよりも難しく思えるが…。「やっぱり打ちたいんで、ちょっとこの後…。気合入ってます」。室内練習場に目をやり、秘密の特訓をしたかは不明だが、打席にも注目しなければいけない。

 チームは8連勝中。リーグ戦の再開後は初戦のヤクルト戦(神宮)しか負けていない。連勝中は最多が2失点。打線も援護してくれる。「投打がすごいかみ合っているという印象もある」。自分の仕事は辛抱強く投げ抜くことだ。

 「チームも連勝中でいい流れなんで、その流れに乗っていきたい」。才木が勢いを加速させる7勝目をつかむ。

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