「阪神２－１巨人」（１日、甲子園球場）

　阪神は接戦を制し、３連勝。貯金を再び大台の「１０」に戻した。打線はこの日オールスターに選出された近本、森下、佐藤輝が躍動した。

　初回は先頭の近本が西舘から左前打を放ちチャンスメーク。２死二塁から佐藤輝が適時二塁打を放ち、先制に成功した。

　三回は先頭の近本が二塁打で再び好機を演出。１死三塁から森下が適時打を放ち、２点にリードを広げた。３安打の近本は「勝てて良かったです。後ろのバッターが頼もしいんで。良い形で先制できて良かった」とお立ち台で語った。七回には丸の打球をジャンプ一番で好捕したが「ジャンプしなくてもよかったんですが、盛り上がると思って」と明かした。

　先発の才木は毎回ピンチを背負いながらも粘り強い投球を披露。５回５安打無失点、９１球を投げ降板した。六回は及川が登板したが、２死一塁となり、坂本を迎えたところで湯浅にスイッチ。しかし初球を適時二塁打とされ、１点差に迫られた。

　七回は桐敷がマウンドに上がり、味方の守備にも助けられながら無失点に。八回は「脳震とう特例」で抹消され、この日１軍復帰した石井が登板。ピンチを背負いながらも無失点で切り抜けた。最後は守護神の岩崎が１点リードを守り切った。

　「Ｔｉｇｅｒｓ　Ｌｅｇｅｎｄｓ　Ｄａｙ」として行われ、「バックスクリーン３連発」をテーマとした同戦では試合前に、バース氏、掛布ＯＢ会長、岡田オーナー付顧問がセレモニーに登場。レジェンドたちの前でしっかり勝利を届けた。佐藤輝はお立ち台で「３連発やりたいっすね」と語り、石井の復帰には「よく帰ってきてくれたと思います」と明かした。