阪神のOB6人がNPB空白地の岡山県に集結 野球イベントで計150人と交流 葛城氏「人生の1ページとして残れば」

 阪神は25日に岡山県倉敷市のマスカットスタジアムで野球イベント「未来につなぐ トライアルベースボール~打ちたいんじゃ!投げたいんじゃ!走りたいんじゃ!~」を開催した。

 球団創設90周年の阪神と開場30周年を迎えたマスカットスタジアムによるコラボ企画。倉敷商出身の葛城育郎氏、関西高出身の森田一成氏の岡山県にゆかりのある2人ともに、能見篤史氏、岩田稔氏、秋山拓巳氏、江越大賀氏がNPB球団の空白地域に集結した。

 午前中は幼稚園年中~小2の親子ペア50組100人が参加した野球体験型イベントを開催。参加者はストラックアウトや、柔らかいボールでのティー打撃を通じて体を動かした。

 普段はベースボールスクール「タイガースアカデミー」でコーチを務めている森田氏は、「(参加した子どもは)兵庫や大阪の子らと比べたらおとなしいですけど、照れながらも頑張っていましたね。地元に帰ってきて、こういうイベントをできたことが良かったです。野球が身近になってもらえれば」と笑顔。故郷への凱旋(がいせん)を楽しんだ様子だった。

 午後は地元の少年野球チームに所属する小3~4の50人を対象とした野球教室が開催された。子供は投手コース(投手練習・バッティング)、内野手コース(内野守備練習・バッティング)、外野手コース(外野守備練習・バッティング)に分かれ、OBによる親身な指導を受けた。

 葛城氏は「球団がない県は、なかなかプロ野球選手と触れ合うこともできないので、こういうことが思い出になればと思います。野球に関心を持ってもらいたいですけど、野球を続ける、続けないに関係なく、人生の1ページとして残ればいいですね」と振り返った。

 また、高校時代に過ごした岡山県への恩返しできたことを喜び、「育ってきた球場でやるのはいいことですし、地方の活性化になると思うし、(阪神には)今後もやっていってもらいたいと思います」と、今年1月に野球振興室を設置した阪神球団の活動に期待を寄せた。

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