魚雷バットやめた阪神・大山 43打席ぶりタイムリー「大竹がいい投球をしているので」五回好機で2点適時二塁打

 「阪神5-2広島」(17日、甲子園球場)

 泥くさくていい。雨上がりの甲子園で阪神・大山悠輔内野手が晴れやかな表情を浮かべていた。「しっかり準備して入りましたし、チームが勝てて良かった」。チームの勝利に近づける、貴重な2点適時二塁打。岩崎を中心とした連敗ストップの輪の中には、笑顔の主砲がいた。

 1点リードの五回1死満塁。森下と佐藤輝は警戒されて四球となり、絶好機で打席が巡った。追い込まれながら、4球目がとんでもないすっぽ抜け。床田の暴投で1点を加えると、たたみかけた。低めの変化球に食らいつき、左翼線への二塁打。三塁・小園のグラブに当たったが、強烈な打球ではじいた。

 「大竹がいい投球をしているので、早い段階で援護をしたいと思っていました。チャンスの場面で思い切って打つことができましたし、得点につながって良かったです」

 3日のヤクルト戦(甲子園)以来、10試合ぶりで43打席ぶりの適時打。16日には自己ワーストの21打席連続無安打となるなど、少しバットに元気がなかった。ただ、その前夜は左前打で一時同点のお膳立て。この日も長打2本でたっぷりと存在感を示した。

 常に高みを目指し、試行錯誤は欠かさない。4月からは魚雷バットを使用していたが、16日からは通常バットに変更。自身の状態と照らし合わせて、最善の策を尽くしている。「また明日、頑張ります」。虎が勝つためには、やっぱり頼りになる5番が必要だ。

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