【中田良弘氏の眼】随所に光った阪神・大竹の投球術 広島戦通算10勝1敗の好相性で今後影響は?

 「阪神5-2広島」(17日、甲子園球場)

 阪神先発の大竹耕太郎投手が7回1/3を4安打2失点で今季初勝利で首位浮上に貢献。デイリースポーツ評論家の中田良弘氏は「投球術が光った」と称え、今後を占った。

  ◇  ◇

 持ち味でもある投球術が光った。今季初勝利の先発・大竹は多彩な球種に加えて走者のいない場面でのクイックや、ボールを長く持ってから投球に入るなど、投球リズムを変えて相手打者のタイミングをずらした。

 同時に特筆はストライク先行の投球。この日の対戦打者は全25人。そのうち初球で打ち取った2人を除く、23人中15人に対して初球がストライクだった。ストライクから入ることで優位に立てていた。

 モンテロに2ランを許し降板した八回は対戦した坂倉、小園、モンテロにいずれも初球がボール。そしてカウントを悪くして失点した。この日は89球で交代。球数を見れば余力があるのではと思うかもしれないが、イニング数で疲労を感じるケースも多い。八回ということで疲れが出始めたかもしれない。

 いずれにせよ、大竹の状態が上がってきたことは大きい。この日で広島戦通算10勝1敗。首位争いをしている広島とも好相性だけに、チームにとっても今後のシーズンへ大きなプラス材料となるだろう。

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