阪神・才木が吠えた!気迫の0封 打球直撃&2度のピンチ耐えるも5回降板を反省 次は「投球で恩返し」
「巨人1-7阪神」(6日、東京ドーム)
三振を取って雄たけびを上げ、マウンドを降りてもほえた。阪神・才木浩人投手(26)の思いが伝わる、2度の絶叫。自身は今季初の伝統の一戦で3勝目を挙げた。でも、どこか表情はさえない。試合後、出てきた言葉は反省ばかりだった。
「5回で100球ぐらいまでいっちゃったのは無駄球が多かった。自分の役割はあんまり果たせなかった」
5回4安打無失点。この数字だけなら、上々の内容にも映る。ただ、3四球。三者凡退も四回だけだった。今季最短での降板となったが、粘りながらゼロに抑えたことは価値がある。三回2死満塁では甲斐を空振り三振で叫びまくった。五回も2死一、三塁で代打の大城卓を空振り三振。「そこは最低限」と言ったが、流れは渡さなかった。
三回には吉川の強烈なライナーが左腕に当たるアクシデントもあった。「痛いです」とテーピングを巻いていたが、大事には至らず。痛いやかゆいよりも、とにかく長いイニングを投げられなかったことを悔いた。
これで3勝3敗。昨季の勝ち頭にとっては、満足できるものではない。「僕は結構、野手とリリーフに助けられている。自分の投球で恩返しができるようにしたい」。実力を知っているからこそハードルも上がる。粘って勝った。でも、才木が本当の笑顔になるのは相手を圧倒した時だ。
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