プロ初先発の阪神・伊原が5回無失点の快投でプロ初勝利の権利を持って降板 デビューから13回1/3連続無失点

 「阪神-広島」(20日、甲子園球場)

 阪神のドラフト1位・伊原(NTT西日本)がプロ初先発し、5回4安打無失点。プロ初勝利の権利を持って降板した。

 初回は二俣、矢野を連続の空振り三振に仕留め、小園を遊飛に打ち取る圧巻の立ち上がり。

 佐藤輝の2ランで援護点をもらった後の二回は4番・末包を中飛。ファビアン、中村奨はいずれも中飛に打ち取った。

 三回は菊池、石原の連打で無死一、三塁のピンチを背負ったが森を浅い左飛に打ち取ると、二俣にはファウルで粘られながらも、10球目のスライダーで空振り三振。矢野は二ゴロに打ち取り、ピンチを切り抜けた。

 3-0の四回も末包、中村奨の安打で2死一、二塁とされたが、菊池を内角低めの142キロ直球で見逃し三振に仕留め、ピンチを脱出した。

 五回も三者凡退に抑え、プロ初登板から13回1/3連続無失点となった。

 登板前日は「とにかく0で抑えたらいいんで、ランナーを出しても粘り強く投げたい」と意気込んでいた。チームは連敗中だったが、ルーキーがムードを一変させた。

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