阪神・ドラ3木下 155キロ連発 宜野座どよめく圧巻デビュー「都市対抗より人がいたので」緊張も1回0封

 5回、DeNA打線相手に力投する木下(撮影・中田匡峻)
 5回、無失点に抑える木下(撮影・田中太一)
 5回、力投する木下(撮影・中田匡峻)
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 「練習試合、阪神9-2DeNA」(24日、バイトするならエントリー宜野座スタジアム)

 阪神ドラフト3位の木下里都投手(24)=KMGホールディングス=が圧巻のデビューを飾った。福岡大の先輩・梅野とバッテリーを組み、対外試合に初登板。球場スピードガンで155キロを連発し、宜野座のスタンドをどよめかせた。

 「よく腕は振れたなっていう感覚はありました。試合前に梅野さんと(ストライク)ゾーンに強い球を投げて勝負するという話をして。終わってから『良かったね。今日の感じで投げてくれればいい』と言ってもらったので良かったです」

 ドキドキの初登板だ。五回、虎党の大歓声に迎えられ、マウンドへ。「そりゃ、緊張しますよ。都市対抗より人がいたので」。試合後は苦笑いで振り返ったが、度胸は満点。先頭・蝦名を2球連続の155キロで追い込み、7球目の154キロで右邪飛に。加藤に右前打を許したが、続く東妻はツーシームで緩急をつけて空振り三振に仕留めた。

 森敬の打席では梅野が二盗阻止でアシストしてくれた。「クイックは得意じゃないので助かりました。本当にさすがすぎます。(普段も)ブルペンが終わった後や、トレーニングの時もお話してくれるので後輩として気にかけてくれています」と先輩に感謝した。

 1回を1安打無失点。「直球で空振りを取れない」と課題を残したものの「緩急は大事」と収穫も得られた。開幕1軍へ、24歳のルーキーが上々のスタートを切った。

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