阪神・藤川監督 ドラ3木下の修正力絶賛 直接指導から中1日で体重移動改善「メンタリティー期待が持てる」

 「阪神春季キャンプ」(13日、宜野座)

 阪神・藤川球児監督(44)が、ドラフト3位・木下里都投手(24)=KMGホールディングス=の修正力を絶賛した。2日前のブルペンで直接指導し、体重移動について才木を手本として提示。「見たから学んだかも。あの日の宿題になって、彼も持ち帰って考えますということで。そういうメンタリティーや頭の発想は、期待が持てますよね」と中1日での改善に評価を高めた。

 この日のブルペンで木下は53球を投げ込んだ。至近距離でその背中に熱視線を向けた指揮官は、「(キャンプの)初めの頃は出だしの数球にすごく力があって、少しずつ疲労が出てきてましたが、今日は反対。15球くらいまで調整しながらで、30球超えたくらいからボールが非常に良くなってきた」と指摘した。

 「プロの選手の作り方。パフォーマンスを見せるのではなく、準備段階で上がっていくという、そこに入ってきた。投手コーチと安心ができたところです」。即戦力として期待がかかるドラ3右腕に感じた、確かな成長に目を細めた。

 木下自身も「今日が今までで一番いい感じだったのかな」と手応え。「この前言われたことをしっかりやったんで。修正しながらできているので、有意義なブルペンを実感してます」と課せられていた宿題に一発回答を示した。

 15日からの第4クールにも、木下は実戦形式の初登板を迎える。「バッターの感覚を慣らすのと、腕にかかるストレスを感じてまた休んで、次のステージ。一足飛びに行かすことはできない」と藤川監督。開幕1軍を目指すルーキーの歩みを、じっくり見届けていく。

 ◆木下 里都(きのした・りと)2001年1月27日生まれ、24歳。福岡県出身。183センチ、90キロ。右投げ右打ち。投手。福岡舞鶴高、福岡大、KMGホールディングスを経て、24年度ドラフトで阪神から3位指名。高校時代は主に遊撃手だったが、大学1年から投手に転向。社会人入りしてから最速156キロをマークするなど才能が開花し、24年夏にはチームを都市対抗出場に導いた。変化球もカットボール、ツーシーム、カーブなど多彩。

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