阪神 藤川球児新監督が強調した収穫「みんなが準備してゲームに入ったこと」初回から好機演出 三回には理想の形で一挙4得点

 3回、前川の3ランで生還した大山(3)と佐藤輝(8)を迎える藤川監督(中央)と藤本総合コーチ(撮影・中田匡峻)
 3回、前川の3ランで生還した大山を迎える藤川監督(中央)(撮影・中田匡峻)
 木浪(0)を笑顔で迎える藤川監督(撮影・中田匡峻)
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 「オープン戦、楽天7-7阪神」(22日、金武町ベースボールスタジアム)

 阪神の藤川球児新監督はオープン戦初陣を終え、「収穫はしっかりみんなが準備をしてゲームに入ったこと。相手に差し込まれることなく攻撃をしかけられた」と語った。

 得点にこそつながらなかったが初回から“形”が見えたゲームだった。1死から中野が左中間を破る二塁打を放ち、続く佐藤輝はしっかりと変化球を見極めての四球。後続は倒れたが、初回からしっかりとチャンスメークできた。大山は判定に泣かされた部分はあったが、各打者が追い込まれる前に積極的にスイングを仕掛けていった。

 そして三回、近本と佐藤輝の安打で1死一、三塁の好機を演出。ヘルナンデスは凡退したが、2死となって大山がタイムリーを放ち、続く前川が右翼席へ3ランをたたき込んだ。

 一挙4点の先制劇。指揮官は大山&前川の働きについて「彼らが役割を染みこませて、連係をとっていくことが重要」という。主力打者が良いスタートを切り「オープン戦の最初でヒットが出たことはね、内容も次の段階に進める。また課題を持って取り組んでいける」と前を向く。

 チーム全体を見て「非常に活発にといいますか、去年の11月からやってきたことはね。選手の表情もいい」と手応えを口にした指揮官。準備の大切さを口にし「これをしっかり最後まで続けていかないといけない」と話していた。

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