阪神育成1位・工藤が衝撃受けた同学年・佐々木朗希のプレー服姿 高校時代の練習試合で対戦 大きな背中追いかける

 「練習試合、阪神0-11広島」(16日、バイトするならエントリー宜野座スタジアム)

 阪神の育成ドラフト1位・工藤泰成投手(23)が11点ビハインドの八回から登板。球場のスピードガンは最速158キロを記録するなど、速球主体の投球で、被安打1無失点で切り抜けた。

 工藤は紆余(うよ)曲折の野球人生を歩んできた。父の影響で小学3年から野球を始めたが、中学生の時には熱が冷め、一度は野球をやめようとした。当時はバドミントン部への入部も考えていたというが、親の説得もあって、秋田・明桜では野球の道に進んだ。

 高校1年の4月に練習試合で同学年の佐々木朗希を擁する大船渡と対戦したという。入学して間もないため、高校のユニホームが届いてない状態でマウンドに立つ佐々木の姿を見て衝撃を受けた。工藤の入団と同時期に佐々木のドジャース入りが決まり、「本当にすごい選手になってしまった」と語った。今は大きな差がついたが、同学年の大きな背中を追いかけて、プロ野球の世界で躍動する。(デイリースポーツ・河西俊輔)

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