阪神・前川 岡田顧問からの助言ズバリ 「必ず差される」タイミングの取り方修正で手応え

 「阪神春季キャンプ」(13日、宜野座)

 金言を生かし、早速手応えを得た。阪神・前川右京外野手(21)が、岡田オーナー付顧問から助言を受けたことを明かした。

 「今日、岡田さんに言われたので。紅白戦でのタイミングの取り方を。それを気をつけてバッティング練習したら確かに良かった」

 午前の練習中にあいさつすると、「来ーい」と呼び出された。指摘されたのはワンクッション置いていたタイミングの取り方。「そのタイミングの取り方だと必ず差される」と助言を受けた。

 前川自身も感じてはいた。「センター前(への打球)は1、2、3で行けたんですけど、それ以外の球は全部差されていたので、岡田さんが言っていた通りだなと」。リラックスしすぎたフォームがゆえ、タイミングが遅れ気味だったという。

 昨年までの監督時代にもほぼ受けることがなかった指導を早速実践した。特打では他の選手が60スイングしている中、36スイングとボールを見逃しながらタイミングを試行錯誤。「コンタクト率もだいぶ上がった。対ピッチャーでできる確率も上がるんじゃないかな」とうなずいた。

 オフを挟み、15日には今年初の対外試合となる練習試合・楽天戦(宜野座)を迎える。「言われなかったらずっとダメだったと思うので。試合でやりたい」と早く実戦でも試したい。「それをやって自分がどういう反応ができるか。そこが一番楽しみ」。左翼筆頭候補が“岡田の教え”を生かしてさらにリードを広げる。

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