阪神・中野 3大公約ぶち上げた!雪辱、逆襲Vへ選手会長の決意激白「やり返す」「個人として一番悔しいシーズン」

 阪神の中野拓夢内野手(28)がデイリースポーツのインタビューに応じ、今季の3大公約を掲げた。①キャリアハイ②若手のための環境作り③選手会長での優勝。昨季はチームとしても、自身としても悔しい1年に終わった。今キャンプでは打撃フォームの変更や、若手選手との積極的なコミュニケーションなど多くの挑戦をしている。新フォームの完成度や、チームの雰囲気を飾らずに明かした。

  ◇  ◇

 -ここまでのキャンプを振り返って。

 「自主トレでやってきた打撃フォームの形は、少しずつ安定してきたなという感じはあります。まだまだ完成って形ではないですけど、バットの出し方も自分の中ではある程度スムーズに振れてきてると思う。徐々に打球の質も良くはなってきて、いい感覚はあるかなと思いますね」

 -打撃フォームを変えることの怖さはなかったのか。

 「去年がフォームを大きく変えて自分の中でしっくりこなかった、はまらなかった。そこはダメだったんで、切り替えてというか。また元の自分に戻りつつも、その中でいい打撃フォームを探すというのも大事かなと思っている。元に戻すだけじゃなくて、さらにもっともっといいものを追求していくっていうのは大事。まだまだ試行錯誤の段階ですけど、徐々に固めていければいいかなと思います」

 -個人成績で悔しい思いから臨むシーズンは初めてではないか。

 「そうですね。どんどん若い選手も増えてきて、2年連続でダメってことになってしまうと、なかなか立場的にも厳しくなってくると思う。ファンの方も2年連続でダメだと、いい目で見られなくなってしまう。ダメだった次の年っていうのは自分としても、すごく重要な年になります。もう一度、キャリアハイというか、そういった数字を残すことで、新たな信頼を得られると思う。今年にかける思いっていうのは、より一層強いかなと思いますね」

 -藤川監督になって、チームとして変わったことは。

 「ノック、バッティングとかでも雰囲気良くできてるなと思います。スイッチの入れるところは見極めて、オンオフの切り替えは大事にやっていかなきゃいけない。雰囲気良く、若手がやりやすい環境はできてるんじゃないかなと思いますけどね」

 -食事会場で会話が増えた実感はある?

 「まだ後輩と一緒の席になったりというのはないんで。特に投手とは、なかなか会話する機会ってないんで。どこかで一緒にご飯を食べながらっていう日も必要だと思います。かと言って、自分からいくってわけじゃないですけど。後輩からは来にくいところもありますけど、来てくれたらいいかなって。いろいろコミュニケーションを取れる場なんで、大事にしたいなと思いますけど」

 -練習での変化は。

 「間の移動やグラウンド内はジョグをするという決まりごともある。間と間の時間がスムーズになったなというのはあります」

 -今年はチーム、個人でも逆襲の1年になる。

 「そうですね。チームとしてもそうですけど、個人として一番悔しいシーズンだった。やり返すって気持ちを今年は持ってやりたいです。チームとしても球団初の連覇がかかった中で、できなかった。今年は優勝して、連覇できるって環境を作っていきたいと思ってます」

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス