阪神・大山 反撃弾 西勇失点直後に即援護 11戦連続安打&4戦連続打点「勝ったことが一番なので、勝ててよかった」
「阪神4-3中日」(28日、甲子園球場)
取られたら取り返す。蒸し暑さをも吹き飛ばす会心の一撃だった。ひと振りで試合を振り出しに戻した阪神・大山。今季自己最長を更新する11戦連続安打に4試合連続打点でチームをもり立てた。
「今日は勝ったことが一番なので、勝ててよかった」
1点を奪われた直後の二回。先頭で打席を迎えた。カウント2-2から先発・松葉が投じた高め130キロカットボールをフルスイング。完璧に捉えられた打球は失速することなく左中間スタンドに飛び込んだ。
すぐさま試合を振り出しに戻した8号ソロは21日の広島戦(甲子園)以来、3試合ぶり。今季は開幕から打撃不振で6月5日に2軍降格を経験したが、再調整を終えて同21日に再昇格。7月は打率・301、3本塁打、12打点と上昇曲線を描いている。
同点の六回にも快音を響かせた。無死二塁での第3打席。2番手・岩崎の初球、直球を中前にはじき返した。一、三塁と好機を広げて代打・前川の勝ち越し打をお膳立て。九回2死満塁のチャンスでは遊ゴロに倒れたものの、懸命なプレーで仲間を鼓舞した。
勝負の後半戦を3連勝でスタートしたチーム。30日からは首位・巨人との3連戦(甲子園)を迎える。「明日1日空くので、また反省して準備して頑張りたい」と大山。勢いに乗る猛虎打線をさらに加速させるために、主砲はまだまだ打ち続ける。
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