阪神・高橋遥人 出た148キロ復帰後最速 2回0封「この間よりも今日の方」

 「2軍交流試合、阪神8-6マツゲン箕島硬式野球部」(15日、鳴尾浜球場)

 「左尺骨短縮術」および「左肩関節鏡視下クリーニング術」からの完全復活を目指す阪神の育成・高橋遥人投手(28)が15日、マツゲン箕島硬式野球部との交流試合(鳴尾浜)に先発し、復帰後最長の2回を1安打無失点に抑えた。

 「徐々に上がってきている。この間よりも今日の方が思い切り腕を振れたので、変な力はちょっとずつ抜けてきている」

 直球主体に、初回は投ゴロ、空振り三振、二ゴロで三者凡退に。復帰後最速の148キロも記録した。二回は先頭に右前打を浴びるも、続く打者を中飛に。最後は投ゴロ併殺打で切り抜けた。

 ここまでの3登板は1イニングのみだっただけに疲労も感じたというが、「初回が一番体力を使うイメージがあったので。2イニング目はこんな感じだったな」と先発の感覚も思い出した。

 球の状態も上がってきてはいるが、「投げきれていないボールもある。カットボール、ツーシームのキレも抜けてるんで」と課題も口にした。和田2軍監督は今後について「3(回)にするのか、球数でいくのか。もう一回2イニングをやらせるのか。下がることはないわ。明日の様子を見て」と話した。一歩ずつ、着実に歩みを進めていく。

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