阪神 逆転勝ちで3&4月の勝ち越し決定 首位がっちりキープ 大竹リーグトップタイ3勝目「私事ですが明日が結婚記念日」甲子園がどよめく

 7回表、桐敷の粘投でしのぎきり満面の笑みを見せる岡田監督(撮影・立川洋一郎)
 7回、適時打を放ち、力強く両拳を握る森下(撮影・中田匡峻)
 6回表の守備に就き、スタンドからの「近本コール」に応える近本(撮影・立川洋一郎)
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 「阪神5-4ヤクルト」(27日、甲子園球場)

 阪神が逆転でヤクルトとの接戦を制し、再び貯金を今季最多タイの「4」。3、4月の勝ち越しを決めた。

 1点を追う五回。1死二塁から近本が右翼席へ2ランを運び逆転に成功した。6日の同戦(神宮)以来となる今季3号は、昨年4月27日の巨人戦以来となる聖地での一発。「違う球なら三振でいいやと思って高めの直球を待ってました」。切り込み隊長の豪快は一振りで試合の流れを引き寄せた。

 その後、2死二塁の好機では大山からも快音が響いた。2試合ぶりの適時打となる左前打で1点追加。この回一挙3点を奪いリードを2点差に広げた。

 1点差に詰め寄られた七回は、1死から近本が中前打で出塁。続く中野が犠打を決めて2死二塁に好機を拡大した。3番・森下が左前へ適時打を放ち1点を加点。勝負強さを発揮した。

 近本は「みんながつないでつないで来てるので、明日もつないでつないで頑張ります」と語り「本当はぴりぴりした試合はしたくないんですけど」とお立ち台で語るとスタンドが大きく沸いた。

 先発の大竹は粘い強い投球を披露。初回、先頭の塩見に初球を左翼席へ運ばれる先頭打者本塁打を被弾し、先制点を献上した。二回にも1点を失ったが、「初球だったので切り替えられた」と六回まで追加点を与えなかった。

 再びのピンチは2点リードの七回。1死から3連打を許し、満塁とした場面で交代が告げられた。2番手・桐敷は8番・中村を空振り三振に抑えたが、続く代打・青木に押し出しの四球で1点差に。1番・赤羽を空振り三振に仕留めてリードを守った。大竹は巨人・菅野と並んでリーグトップタイの3勝目だ。最終回はゲラが来日初被弾で1点差に迫られたが、何とかピンチを切り抜けて試合を締めた。

 大竹は「私事ですが明日が結婚記念日ですので。あの場面はぜひ抑えられれば、野手の皆さんが点をとってくれるので」と明かすと、スタンドは大きくどよめいた。

 阪神はこれで開幕から13勝9敗2分けとなり、残り3試合を残して3&4月の勝ち越しを決めた。初回に塩見に一発を浴びて連続試合無被弾記録は15試合でストップしたが、逆転で価値ある1勝をつかんだ。

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