阪神2軍は門別が今季最長7回無失点の快投 打線は援護なく敗戦

 「ウエスタン、阪神0-1ソフトバンク」(14日、鳴尾浜球場)

 阪神は門別が前回登板した7日のウエスタン・広島戦(由宇)で見せた4回無失点の好投を上回る今季最長7回無失点の快投を披露したが援護なく敗戦した。

 スコアボードに0が並ぶ九回、石黒が先頭・野村大に投じた球がセンター方向に上がり、福島が滑り込んで捕球したように見られたが審判の協議で落球に。続く野村勇に犠打を決められ最後はリチャードに決勝適時二塁打を許した。

 和田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 ◇  ◇

 -門別が7回無失点。

 「うん、ランナーを出しても全くバタバタしないし、落ち着いて投げられてるし、状態はいいんじゃないかな」

 -いつ上(1軍)に行ってもいけるくらい仕上がってきている。

 「本人もね、そういう準備をしてるんで。今日はイニングを投げられたからね、球数とイニングをね」

 -7回93球というのも理想的なペースか。

 「100球をめどにというところで行かしたけど。完璧に抑えるだけじゃなくて、ランナーを背負ってからのピッチングも、しっかりできてるから。状態はいいし、門別の中では準備は整ってると思うよ」

 -次回登板はまだ上との兼ね合いになるか。

 「いや、もちろん、もちろん。まだまだこっちの選手なんでね」

 -今日の投球の中で、監督が評価する場面は。

 「だからもう、ランナーが出ても、ほんとに意図がしっかりしてる。もうゲッツー取りにいくとこはそういう球を投げてるし、三振取るときは取りにいってるし、真っすぐでも緩急つけて投げてるからね。駆け引きっていうところがね、しっかりできてるね」

 -そういう部分も去年から成長したか。

 「これはもう数段成長してるというか、去年はやっぱりちょっとまだガムシャラに投げてた感じだったけど、今はほんとにマウンド上でいろんなものが見えてるしね。もうほんと、駆け引きというところでも、しっかりバッターと対峙(たいじ)できてるんでね」

 -2軍に降格した石井も1回無失点だった。

 「真っすぐの良い球も何球かあったし、ちょっと要所でね、フォークが落ちないっていう。最後もいい当たりされて終わってるんで、そういうところだろうね。だから本人もね、うん、その変化球のキレっていうところを課題にして、今取り組んでるんで。良い球もあったけどね。それをやっぱり増やしていかないといけないし、(石井)大智の場合は、もうほんとに要所で投げるピッチャーなんで、その1球がね、命取りになってしまうから。やっぱりそこの精度をね、より一層上げる。だけど、状態は上がりつつあるよ」

 -野手は守りで門別をバックアップした。

 「うんうん。というのも、やっぱり門別のテンポとか、やっぱりあれだけコントロールがいいと、守る方も守りやすいしね。予想ができるからね、こっちに(打球が)来るというね。だから、良いスタート切れるし。これはもう、相乗効果というかね。お互いに野手の方もそういうプレーで、しっかり門別のことを助けることができたし。またね、門別のテンポが、野手のリズムを作ったっていうね。ほんとに相乗効果があったマウンドだったと思うよ」

 -現場のニーズにもよるが、野手については今、頭の中で昇格を推薦したい選手は。

 「いやいや、もちろんもちろん。そっちが先なんでね。求められた時に、そこで初めて推薦なんで。それはやっぱりね、1軍主導なので」

 -高橋は天気を見ながら来週の週頭か。

 「まあまあ、そこら辺のところ見ながらね。3つ(オリックス2軍との3連戦)のうちでいければなという風には思ってます」

 -とりあえず火曜日で準備はさせる。

 「それは様子を見ながらね」

 -火曜日の先発は。

 「火曜日は西純矢」

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