阪神・湯浅 納得の3人斬り 変化球交え14球「やりたいことができたのが一番」
「練習試合、広島0-4阪神」(18日、コザしんきんスタジアム)
一心不乱に腕を振った。6番手で登板した阪神の湯浅京己投手(24)が九回を14球で三者凡退に仕留めた。「変化球とかいろいろ試したいと思っていた。やりたいことができたのが一番かな」と納得の表情を浮かべた。
先頭の林、続く二俣をいずれも直球で中飛に打ち取った。中村貴にはフォークやカットボールなど変化球も交えながら対応。しぶとく粘られたが、最後は10球目の直球で左飛に打ち取った。
キャンプ初実戦となった11日の紅白戦では3連打を浴び1回1失点。試合後には岡田監督から「初球から球速ばっかり見とった」などと苦言を呈されていたが、この日は脇目も振らず打者と対峙(たいじ)した。
「変化球がちょっと浮いたりもした」と反省も忘れなかった。指揮官が「一番の新戦力」と期待する右腕は地に足を着けて課題と向き合っていく。
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