【中田良弘氏の眼】キレ、回転、伸びは群を抜いている ドラ5石黒のブルペン投球に高評価
「阪神2軍キャンプ」(3日、具志川)
ドラフト5位・石黒佑弥投手(22)=JR西日本=が今キャンプ2度目のブルペン入り。キレのいいボールでアピールする姿をデイリースポーツ評論家・中田良弘氏(64)は「キレ、回転、伸びは群を抜いている」と高く評価した。
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ドラフト5位・石黒の投球が目を引いた。ボールのキレ、回転、伸びは群を抜いている。カットボールはややバラツキがあったが、ハマったら面白い。タイプ的には先発と中継ぎ、両方できるようだ。社会人出身で場数も踏んでいるのだろう。雰囲気もあったし、投球を見ていて楽しかった。
阪神の投手陣は非常にレベルが高いし、みんなスピードボールを持っている。今後、紅白戦、実戦でどういう投球ができるか。課題も出てくると思うが、もっと状態が上がっていけば、面白い存在になると思う。チャンスは十分あるだろう。
ドラフト6位・津田は上から投げ下ろすタイプで、縦のカーブが有効になる。直球は抜けたり、引っかかったりするボールもあったが、スピードガンでは144キロ出ていた。馬力がありそうだ。
岩崎も順調だ。岩崎のようなピッチャーがいるから、新外国人のゲラや湯浅らを抑え候補として試すことができる。今回のキャンプは2軍でマイペースで調整しているが、若手にとっていい見本になっているはずだ。話を聞くより、練習や取り組む姿を見てほしい。
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