阪神・湯浅 ダルビッシュの考え聞いた!学んだ! 米自宅に招かれ“座学”受講 授かった金言胸に完全復活期す

 強化合宿でダルビッシュ(手前)と笑顔で話す湯浅=23年2月
 ダルビッシュ(右)からボールの握りを教えてもらう湯浅
 シセロン・フィールドのブルペンで投げる湯浅(提供動画から)
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 阪神・湯浅京己投手(24)が、自主トレ先の米国滞在中にデイリースポーツの単独取材に応じ、米大リーグ・パドレスのダルビッシュの自宅に招かれて“金言”を授かっていたことが20日、分かった。昨年のWBCでも共闘した右腕との時間を「本当にいろんな話をしました。ダルさんがどう考えて投げてるとか」と振り返り、今季の活躍につなげていく。

 12日間に及ぶ米国武者修行中に、湯浅が“ダル塾の座学”を受けていたことが判明した。昨年のWBC以来となるダルビッシュとの再会が実現。「近くに来てるので、お時間あるなら会いに行きたいです」と連絡を入れたところ、快諾してもらえたという。

 「一緒にトレーニングしたとかではなく、オフの日に家におじゃまさせてもらって。有意義で貴重な時間をいただけました」

 昨季、終盤に右肘を負傷したダルビッシュと、度重なるケガに泣いた湯浅。完全復活を期す2人が共鳴し、言葉のキャッチボールを交わした。

 WBCでもダルビッシュを質問攻めにしていた湯浅だが、「自分がこれからシーズンに向けて、気になってたことも結構あったので、そういうことも相談させてもらって。ダルさんの意見もいろいろ聞けて」と今季の糧となるアドバイスを授かった。

 詳細については「さすがに言えないですけど」と笑いながらけむに巻いたが、「聞きたかったことも聞けたし、勉強になりました」と収穫を明かす。また、ダルビッシュの粋な計らいでパドレスの本拠地、ペトコ・パークも訪問。ロッカールームにも足を踏み入れて、野球人としてモチベーションを高めた。

 昨年12月に続き、今月9日の再渡米後、アトランタにある投球動作解析の施設に3日間滞在。4日目からはロサンゼルスに移って、トレーニングを本格化させた。WBCを戦った昨季と比べるとスロー調整だが、ロスでも複数回のブルペン入り。「去年よりは遅いですけど、いい感じで来てるんじゃないかと思います」と順調な進捗(しんちょく)具合を示した。

 日本シリーズでの“湯浅の1球”でインパクトを残したとはいえ、昨季は不完全燃焼に終わった。守護神復帰も目指す今季、最低限の目標として1軍完走を掲げる。「今年1年やるために、動作解析やトレーニングとかもアメリカの方が進んでると思ったので、来た部分もある。この期間を無駄にせず、プラスにして成長したい」。今季の戦いに向け、米国で新たな決意を胸に刻んだ。

 ◆湯浅&ダルビッシュ 湯浅とダルビッシュは、2023年のWBCでともに日の丸を背負った仲。大会前の宮崎での強化合宿から、湯浅をはじめとした投手陣が、ダルビッシュから変化球の握りやサプリメントについてアドバイスを仰ぎレベルアップにつなげた。

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