阪神・岡田監督が新人の猛アピールに歯止め「無理してケガすると自分も損、チームもマイナス」

 阪神の岡田彰布監督(66)が9日、鳴尾浜球場で始まった新人合同自主トレを視察し、若虎の猛アピールに歯止めをかけた。

 虎将は新人8人を前にした訓示でも「焦る必要はない」と繰り返した。負傷を隠して無理することがないように戒めたが、改めて「無理してケガすると自分も損だし、チームにもマイナスになるんで。よく新人はアピールしたい気持ちがあると思いますけど、何年もかけて、スカウトが見てきた結果でドラフトで選手を取ったわけですから、だいたいの力量も分かってるんで、無理しないで徐々にやっていって、(キャンプが始まる)2月1日に元気な体でユニホーム着て、スタートしたらいいということですね」と温かい言葉をかけた。

 球団史上初の連覇がかかる新たなシーズンに向けて「もう、やることは別に変わらないと思うので。去年本当にいい結果が出たんですけど、今年はまた新たな気持ちで。今年はそのスタート、新しいタイガースのスタートという意味でみんな分かっていると思うので、そういう気持ちをもって2月1日にまたスタートしたいです」と球春を心待ちにした。

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