阪神・桐敷2200万アップ更改 3年目の進化へ!岩崎塾入門で50試合登板や「来年、再来年と勝負の年かな」

 契約を更改した“スペードのエース”。さらなる飛躍を誓い笑顔を見せる桐敷(撮影・立川洋一郎)
 契約更改後の会見で笑顔を見せる桐敷(撮影・立川洋一郎)
 契約を更改し会見に臨む桐敷(撮影・立川洋一郎)
3枚

 阪神・桐敷拓馬投手(24)が3日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、2200万アップの年俸3300万円でサインした。後半戦の勝負どころで、“スペードのエース”として仕事を果たしたことが評価されての大幅昇給。オフには岩崎優投手(32)との合同自主トレで体力強化を図って、来季は50試合登板を目指すことを誓った。(金額は推定)

 幾度となくチームに勝利への流れを呼び込んだ“スペードのエース”が、年俸3倍という数字で評価された。大卒2年目のブレーク。桐敷は「来年、再来年と勝負の年かなっていうふうに思ってるので、より一層頑張りたい」と浮かれることなく、気を引き締めた。

 今季開幕は2軍で迎えたが、5月に昇格。前半戦は2試合先発し、5月26日・巨人戦でプロ初勝利を挙げた。後半戦はリリーフに回って、最終的には27試合登板、防御率1・79、14ホールド。リーグ制覇と日本一に大きく尽力した。

 岡田監督からも「スペードのエース」と称されるほど信頼を得た。「正直なところ、どういう意味なんだろうなというのがあったんですけど、悪い意味で評価してるわけじゃない。自分を見てくださってる証し。また頑張りたいというモチベーションになりました」。指揮官の“命名”に改めて感謝した。

 今季の働きぶりを「80点くらい」と自己採点し、「来年は1年間投げきるっていうところを目標にやっていきたい」と力を込めた。50試合登板をクリアするためにも、オフには岩崎に初めて弟子入り。島本、及川も合同自主トレに参加予定で、「同じ左ピッチャーが多くいるので、球の感覚だったり、見て聞いて吸収していきたい」と3年目の進化へ貪欲な姿勢を見せた。

 ドラフト3位指名を受けた2年前、入団交渉後の会見で「活躍して年俸が上がったらスポーツカーを買ってみたい」と発言。年俸200%アップで夢の実現へ条件は整ったが、「まだ今乗ってる車に愛着があるので。もっと年俸が上がったら」と即決は避けて、代わりに時計の購入を検討しているという。来季は連覇に貢献し、2年連続の大幅昇給を勝ち取って、ビッグなご褒美を視野に入れる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス