阪神・前川 鍛錬&体調管理で目指す1軍完走 岡田監督も期待「そら戦力なる。元気やったら」
「阪神秋季キャンプ」(13日、安芸)
阪神の前川右京外野手(20)が13日、強靱(きょうじん)な体作りに着手し、来季1軍で完走することを誓った。
「(けがや体調不良が)本当に一番しょうもないんで。それはもう本当に来年、なくせるようにもう一回見つめ直して、オフシーズンも入っていきたいなと思います」
この日フリー打撃では75スイング中、7本の柵越えを記録。バックスクリーン上部を越える超特大弾も放ち、「スピンの回転も良かったので、ああいう打球が増えたらもっといいのかな」と好感触を示した。
その姿に熱視線を送った岡田監督は「そら戦力なる、なる。前川なんか元気やったら」と評価。今季前半は1軍出場を果たすも、発熱やけがで離脱しただけに「1年間フルで1軍で活躍するには、自分の管理しかないからな」とオフの過ごし方の大切さを説いた。
それを受け、「体の可動域、体重管理とかも安定していきながらシーズン中も進めていきたい」と前川。体調不良のため出場選手登録を抹消された8月2日以降は、食事量は変わらずも87~88キロのベスト体重から83キロまで落ちたといい、「とるものも、もっと考えたい」と体重管理を徹底する考えを明かした。
「いい思いも悔しい思いもたくさんあったので、本当にその思いを来年ぶつけたいなと思います。戦力になれるように、必死にやっていきたい」。キャンプも次が最終クール。覚悟を胸に最後までやり遂げ、オフもさらに鍛錬を重ねていく。
関連ニュース




