阪神育成2位・福島 大山魂で支配下目指す 大学先輩の「全力プレー」継承誓う

 阪神から育成ドラフト2位で指名された福島圭音外野手(22)=白鷗大=が8日、栃木県小山市内で宮脇編成ディレクター、畑山統括スカウト、平塚スカウトから指名あいさつを受けた。大学の先輩である大山には、ドラフト後に連絡を取り、「『おめでとう』と言ってもらえました」と祝福されたことを報告。日本シリーズ第4戦でのサヨナラ打をテレビ観戦しており、「大山さんは全力プレーで毎回やっている。一塁までの駆け抜けとか。そうやって頑張っている人には、最後いいことがあるんだなって」と敬意を払った。

 担当の平塚スカウトは、「日常のプレースタイルで一生懸命やっている。そういう意味では大山に似ているのかな」と太鼓判。全力プレーを信条とする福島に、“大山魂”の継承を期待した。

 大学4年春に20盗塁をマークした50メートル5秒8の俊足を武器に、まずは支配下登録を目指す。幼少期からの憧れである元阪神・鳥谷敬氏と同じ遊撃をかつては守ったが、高校時代に外野転向した。今の目標には近本を挙げて、「自分がうまくなるために話を聞いて、吸収できれば」と意欲満々。猛虎が誇るリードオフマンの技と4番の心、強力な“ハイブリッド”でプロの世界を駆け上がる。

 ◆福島圭音(ふくしま・けいん) 2001年10月6日生まれ。埼玉県秩父市出身。171センチ、72キロ。右投げ左打ち、外野手。50メートル走5秒8。遠投110メートル。小学校3年のときに秩父ドリームズで野球を始める。秩父第一中学から、鳥谷敬氏に憧れて聖望学園に進学。白鷗大では今年、主に「2番・中堅」を務め、春季リーグは打率・526、20盗塁をマークした。

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