阪神・糸原 シリーズ初スタメンに燃えた 由伸から意地のマルチ 第7戦へ「最後に勝てればいい」
「SMBC日本シリーズ2023、オリックス・バファローズ5-1阪神タイガース」(4日、京セラドーム大阪)
頂点への道筋を見いだすべく、虎の仕事人が気を吐いた。阪神・糸原健斗内野手(30)が「7番・DH」で日本シリーズ初先発し、パ・リーグ投手4冠のオリックス・山本からマルチ安打を記録した。
先制した後の二回1死二塁では、1ストライクから内角154キロ直球をコンパクトに振り抜き中前打をマーク。追加点とはならなかったものの、得点圏でHランプをともして勝負強さを発揮した。四回1死でも二遊間のヒットゾーンにゴロを放って二塁内野安打。岡田監督の期待に応えて見せた。
この試合まで日本シリーズでは5試合に出場し、5打数2安打を記録。第5戦では2点を追う八回無死二塁から左前打を放ち、劇的なサヨナラ勝利を演出した。今季は代打で60試合に出場するも、先発出場はわずか7試合。7月1日・巨人戦(東京ドーム)以来約4カ月ぶりとなったが、役割が変われど打撃は変えず。真骨頂である粘り強い打撃で、いぶし銀の活躍を見せた。
「チームが負けてしまったのでしっかり切り替えて。もう持っている物を全て出していって最後に勝てればいいと思います」と糸原。あと1勝を勝ち取るべく、与えられた仕事場で死力を尽くす。
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