阪神・ドラ1下村 新人王で連覇に貢献!最速155キロ右腕がW達成目指す「1年目から1軍定着」

 阪神からドラフト1位指名された下村海翔投手(21)=青学大=が27日、神奈川県相模原市内にある同校で宮脇編成ディレクター、畑山統括スカウト、吉野スカウトから指名あいさつを受けた。1年目から1軍に定着し、新人王を狙うことを宣言。チームの連覇に貢献することも誓った。さらに同学年のオリックス・宮城の名前を挙げ、「少しでも早く追いつけるように」と意気込んだ。

 「頭が真っ白になった」という驚きの1位指名から一夜明け、下村は少しずつ喜びをかみしめていた。

 「いろんな人からメッセージをもらったり『おめでとう』と言ってもらって少し実感が湧きました」

 畑山統括スカウトからは「くれぐれもよろしくお伝えください」と岡田監督からのメッセージも伝えられ、指揮官直筆の「道一筋」とサインが入ったドラフトID証も手に。「嬉しいっす」と白い歯がこぼれた。

 最速155キロの大卒右腕。即戦力としての期待は高いが、それに応える自覚もすでにしっかり持っている。

 「1年目から、1軍に定着して投げたい。新人王を狙えるようにやりたい」

 大卒1年目で新人王を獲得すれば、球団では2007年・上園以来。大卒ドラ1では球団初の快挙となる。高校、大学同様、プロでも先発希望で、特にこだわりたい数字は「防御率」。「ピッチャーが点を取られなければ試合は負けないですし、0に近ければ近いほど絶対勝てる確率は上がると思うので」と1年目からチームに勝利をもたらしていく。

 西宮市出身で幼い頃から虎党。リーグ優勝の瞬間も寮のテレビで見守ったが、今度は自身がその輪に加わる番だ。「連覇にしっかり貢献できるように。一つ一つ課題をつぶして少しでも早くチームの戦力になれるように」。新人王に輝く活躍で連覇への戦力となることを強く誓った。

 “朗希世代”と呼ばれるプロで活躍する同学年の姿にも刺激を受けている。その中でも特に意識するのは高校時代、九州大会で見たことがあるというオリックス・宮城だ。「WBCとかでも活躍されて、もうすごい選手なんですけど」と尊敬しつつも、「少しでも早く追いつけるように頑張りたいです」と追いつけ追い越せの覚悟を見せた。野望を胸に、ルーキーイヤーから目覚ましい活躍を見せる。

 ◆下村 海翔(しもむら・かいと)2002年3月27日生まれ、21歳。兵庫県西宮市出身。174センチ、73キロ。右投げ右打ち。投手。小学3年時に甲武ライオンズで野球を始め、甲武中では宝塚ボーイズに所属。九州国際大付では1年秋からベンチ入り。青学大では1年秋から登板。23年の日米大学野球でMVP。今年度ドラフトで阪神から1位指名を受ける。好きな有名人は、YouTuberのサワヤン。

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