阪神・岡田監督「100点でええよ」 関西“煙幕”大成功 してやったりの下村一本釣り

 「プロ野球ドラフト会議」(26日、都内ホテル)

 円卓から阪神・岡田彰布監督(65)の祈りが通じた。「ひょっとしたら(競合)っていうのがあったんですけど、良かったですね。当たってね」。鮮やかな一本釣りにホッと胸をなで下ろした。

 入念なシミュレーションが功を奏した。前日のスカウト会議で1位指名候補4、5人を確認。他球団の動向をにらみ「1位・下村」は当日に決めた。「より確実に取れるというか、他球団の指名も考えて、それがズバリはまりましたね」。

 イメージを重ねたのは今季大ブレークした村上だ。身長は174センチ。「上背はないんですけど、キレがいい、カットボールがエグイ」。制球力も抜群。同学年の常広と比べても「遜色ないスカウトの評価」。“村上2世”への期待を口にした。

 22日の練習後、1位指名選手のあいさつの日程について「どっちみち関西から、ドラフトは、あっ!」とドッキリ発言。下村は西宮市出身。ヒントだったのかと問われると「そうやん。それが分からんようではなあ」とドヤ顔になり「いや、後から知ったんよ。出身はな。ちょうどええんちゃうかなと」と地元選手の獲得を喜んだ。

 「100点でええよ。最初から(支配下は)ピッチャー4、内野手2は予定通りやったから」と岡田監督。クジ引きの出番もなく、大満足のドラフトとなった。

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