阪神・岡田監督 ドラマばりの伏線回収にファン沸く 「関西」発言&緑のネクタイ 種明かし「わからんようではなあ」

 ドラフト会議中、白い歯をこぼす岡田監督(奥は畑山俊二統括スカウト)=撮影・伊藤笙子
 スカウト会議を終え取材に応じる岡田監督。胸には緑色のネクタイが(25日撮影)
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 「プロ野球ドラフト会議」(26日、都内ホテル)

 阪神は青学大・下村海翔投手をドラフト1位指名し、見事な一本釣りに成功した。岡田彰布監督はドラフト会議前に12球団非公表の考えを訴えた中「どっちみち関西やんか、あっ」と発言し、前日の会議には緑色のネクタイで登場。ドラフトで伏線を回収し「さすが岡田監督」とファンから感嘆の声が上がった。

 種明かしで「関西やんか」発言は下村が甲子園の本拠地である兵庫県西宮市出身であることを指していたという。「西宮やろ?関西の選手やん」と語り、「それでも誰も書かんかったけどな。それがわからんようではなあ。関西結構おるやろ、次のあれもな」とご満悦だ。

 さらにドラフト前日のスカウト会議に参加した際にはエメラルドグリーンのスーツにグリーンのネクタイ。青学大の校章は緑で、野球部のユニホームは白に青だが、箱根駅伝で注目される陸上部のユニホームは緑。一般的には青学大=緑の印象が強く、下村が緑のグラブを使っていたことも重ねて「緑のスーツ、答え出てたやん」「緑の匂わせやったんや」とファンの感嘆の声が集まった。

 怒涛の伏線回収で意中の即戦力右腕をゲットした岡田監督。「まあ、100点でええよ。4、2っていうな。ピッチャー4、内野手2も、うちは内野手はだいぶ辞めたからな。それはもう、最初から、4、2は予定通りやったから。それはとれたから」と満足の表情だ。

 サスペンスドラマを見ることも趣味の一つという指揮官。伏線を張り巡らせ、ドラフト本番で回収するという鮮やかな“手法”でファンを楽しませた。

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